愛燦々湯煙道中
それにしても前回からかなり間隔が開いたな。しかも"序章”とか書いといてそのまま止まってるし(笑) 艱難辛苦は継続中。けどここで色々書いてて、もし露見した時に負要素になっても困るしね。 さてさて、タイトルにあるように、今月九日(土)相方と二人きり(ここ重要)で温泉巡りをしてきた。 二人?祖父母は?と思われたそこのアナタ!今回は地区の寄り合いとバッティングしたため御老体は遠慮していただくことに。 また、動機が急なもので事前の計画も何も無かったため、宿泊予約が取れず(金の都合もつかず)日帰りで。 それでもノリちゃんは大喜び。そういえばこの人温泉好きだったもんな。 途中雑貨やでポリ容器を買い、湯布院→湯平を抜けて久住へ。 目的は...炭酸水採取♪ そう、久住には天然の炭酸水が採取できる場所があるのだ。ミネラル豊富で栄養抜群とのことなので、ポリ容器に一杯入れて祖父母への手土産にすることに。 それにしても訪問者の多いこと×2。水汲み場に近いスペースを狙って駐車場は事故すれすれのサバイバル状態。皆さん落ち着きましょうね。 水汲みが終わったところで昼飯。 今回寄ったのは『花山酔』。http://www.nnr.co.jp/kuju/ 落ち着ける雰囲気の良いホテル。料理も美味しかった。ぎらついた油物は全くなく、あっさり系の山菜料理が中心なのだが、そこに色々工夫を凝らしていて、特に冬瓜が絶妙だった。 が、此処では昼食のみ。時間の関係もあって出立。 で、やって来ました黒川温泉。もちろん俺のお気に入りは、渓流沿いの露天風呂で有名な『山水木』。http://www.yamamizuki.com/ そして此処は混浴だったりする。(男専用は無いが女専用はある) やっぱりね。耶馬渓の筋湯にしてもそうだが、相方と来るときは混浴じゃないとね。 こういう時、普通なら他の男に見られることへの羞恥心はあるだろうが、そこは天下のノリちゃん♪意も介さず…というやつですね。(いや、もちろんタオルで隠してるけど) そんなこんなで、掲示板でのふとした遣り取りから思い立った今回の温泉小旅行だったけど、ひじょ〜うに有意義でした。心身ともにリフレッシュできたしね。 2003年8月09日 |
艱難辛苦の序章
朝、いつものように出勤の支度をしていた。ニュースを横目で見ながら洗面所へ向かおうとしていた時、驚愕の言葉が耳に飛び込んできた。 「昨夜、S町○議○議○が男を投げ飛ばしたとして逮捕されました。」 慌てて洗面所から駆け戻りTVの前に躍り出た。 「逮捕されたのは…」 この時一瞬父のことが脳裏に過ぎった。可能性は高い。しかし親父以上に可能性の高い奴は他にもいる。だけどこの場合親父かも・・・ 俺の思考のまとまりを待たずニュースは続く...(この間0.5秒) 「○○○○議○で…」 同時にテロップが流れる。御丁寧にフルネーム、年齢も記されている。 唖然 驚愕 なぜ? どうして? 相手は? もう混乱状態。 ふと隣の祖母を見た。祖母は案外落ち着き払った様子で画面を見てる。 なおもニュースは続く...(この間1.5秒) 「昨夜男と揉み合いになり、その際相手を投げ飛ばすなどして、逮捕された模様です。」 このあたりはわりと静観して聞いていた。とにかく状況を掴みたい!と思っていたからなのだろう。 「また、相手の○○○○氏も、怪我を負わせるなどで傷害で逮捕されました。○○氏と○○議○とは日頃からトラブルを抱えていたとのことです。」 !?相手の名前が時点でだいたいの状況が分かった。 そしていくらか心の救いだったのが、相手のテロップには【傷害】とはっきり明示されていたが、親父のには【逮捕】としか記されていなかったことだ。 >つまり罪状がない。よくある喧嘩の現行犯、というやつだ。これは俺も何度も経験しているからよく分かる。 それに正当防衛であろうことも予測できた。今の立場になって早24年。親父は一度も自分からは手を出さないし、また出されても必要以上に返すことなかった。”立場が人を変える”の見本。 まぁ、怪我の具合がどうか…という心配は残ったままだったが。 そんなこんなで、ニュースに流れたことによるイメージダウンは避けられないが、”それほどの大事”ではなかったことに、一応安堵感が得られた。 ただ、それも束の間のぬか喜びに過ぎなかった。 まさか今のような事態になるとは...。 2003年6月20日 |
不吉な予感
この日も親父から送迎の電話が夜中にかかってきた。昼間に祖父母を温泉街に連れて行った(原鶴ハーブフェスタ)ので、疲れてあまり動きたくなかったが、”親孝行したい時に何とやら”、頼まれりゃ行くしかない。タクシー代も貰えるしね♪(笑) それに親父に飲酒運転させるわけにもいかないし。 いつも通りに駅まで向かえに行き、社内が酒臭くなるのを我慢しつつ帰宅中、不意に親父が妙なことを言い出した。 「タカヒロ。もし俺が死んだら、オマエには財産の1/4を相続する権利があるんやけ(母1/2 妹1/4 俺1/4)、お母さんに遠慮せんで、貰う分はちゃんと主張して貰わなつまらんぞ。」 青天の霹靂。急にそんなことを言われて頭の中パニック状態。鼓動・脈拍も激しくなる。 確かに不慮の事態というのは常に想定しておかなければならないが、これだけ両親共に健在である以上、そうそう心構えができるものではない。だいいち今死んでもらってはひじょ〜〜〜うに困る! そういった俺の胸の内を見通してか 「いいかタカヒロ。俺は何も今すぐ死んでしまうかもしれんとか、そういうんじゃないんぞ。いつでもそういう心構えは持っとけっちゅう話よ。俺が生きとるうちはいいけど、死んだらオマエとお母さんは反目になるやろう。けど、そこはオマエが直接争う必要はないけ、弁護士にちゃんと相談して、権利を主張して損せんように、貰う分はだけはちゃんと貰っとけ。オマエもその方が後々の生活が楽やろうが。」 目頭が熱くなった。涙腺が緩んだ。かろうじて泣きはしなかったが、胸が詰まって言葉がでなかった。 親父の言いたいことと心中は”或る程度”分かった。 とかく親族を立てる俺の性格を見越してか、 ”たとえ母親であっても遠慮はするな、ましてや血が繋がってないし、死んでしまえば実家に寝返る可能性が高い。またそれが人情やろ。、お母さんにとっては実の親なんやから。” マンションの利権争いを受け継ぐ気は更々なかったが、親父がこうまで思慮深く、先を見越してるとはね。 これは先週の土曜日の話。思えばこの時、親父は何か虫の知らせがあったのかもしれない。まさか今のような事態になるとは...。 2003年6月14日 |
大掃除 |